90分と阿修羅展

ueno
 
阿修羅展を観に行きました。
入館までの待ち時間100分。
こんなに長く待ちたくない。並びたくない。

少しでもこの待ち時間が縮まるように“祈り”ながら
常設展をのんびり見学。

しかし、その甲斐なく、仕方なく、
待ち時間90分の列に並びました。

が、
“祈り”が効いたのか
少しも苦にはならない90分となりました。

というのは、同じ頃に並んだ人と話しをしていたから。
聞いてみれば、その人はドイツ人。流暢な日本語を
話す方でした。
お陰で楽しい一時間半はあっという間に過ぎ去り、
ようやく入館。

ところが。
ここからまたまた人だかり。
満員電車の中を縫うようにして
阿修羅像までたどり着きました。
この混雑とは裏腹に
阿修羅様は凛として美しく佇み、
見る者の心に平安をもたらしてくれました。


それにしても、なぜ 『阿修羅展』 は、こんなにも人気なのでしょうか。


先のドイツの方とも話したことですが、
日本人は、皆が良い
というものに従ってしまう習性があるのでしょうか。

実は、私も人に薦められて『阿修羅展』に来てみたのでした。

充実した午後の時間。
阿修羅像のみならず
待ち時間も “今日の目的” となりました。

巻きつくところ

今日から6月。
ベランダの鉢植えには、朝顔のツルが
天を目指して伸びています。

その朝顔のツル。
ツルを観察していると とても面白いですね。

ある程度ツルが伸びてくると、
「どこに巻きつこうか」
と周辺をあちこち探すのですね・・・。

鉢の内側に棒を立てておけば、人(私)が
「これからは この棒に巻きついてね!」
と誘導しなくても
きちんとその棒を伝って
螺旋状にぐるぐると生長していく。

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数日前のこと。
ツルが伸びているのに、棒を立てるのを忘れていたら
朝顔の隣に置いているオレガノに
ツルが巻きついていました。
オレガノにとっては、うれしいはずがない。

ツルも周囲の気配、
巻きつけるモノ(時にはオレガノでも何でも)の気配を
感じ取っているのですね。

話してみたい人、そうしたくない人、
気になる場所、避けたい場所 等々
人がそいういう気配を感じるように
植物にも同じような感覚があるのでしょうね〜。


あっ。
ここまで書いて気づきました。
オレガノは、朝顔のツルを喜んで受け入れていたのかも!
やさしい植物の世界☆

デジャビュ

あるものを見て、瞬間的に ふっと 心に浮かぶ言葉があるように
昨日は、散歩をしている二羽のキジバトを見た時、
とても穏やかな気持ちに包まれました。

それに、この感覚は間違いなくデジャビュです。

以前、英国で夕刻の田舎を散歩していた時の感覚が
はっきりと蘇ってきました。
その場所は、オーラソーマの本部があるリンカンシャーの
小さな小さな田舎町。
本当に小さな町で、最寄の鉄道の駅までは車で一時間ほど。
バスも一時間に1本あるかどうか・・・。
そのため、バス停でバスを待っていると車で通りがかった人が
「どこまでいくの? 乗せていってあげるよ」
と声をかけてくれることもしばしばだそうです。
そうは言っても、車もほとんど通りません。

平和を絵に描いたように穏やかで
自然のやさしさを全身で感じられる場所です。

En

さて、デジャビュというのは、そこでのことです。
オーラソーマのコース受講のため、滞在中のことでした。
コースで知り合ったアイスランドの友人と、夕方の散歩中に
ふと上の方を見たら電線に二羽のハトがいました。
夕暮れ時にまどろんでいる、といった風情で。
見ているだけで和みます。

友人に聞いてみれば、
そのハトは、水色とピンクのオーラに包まれてとても平和な二羽
とのこと。

私には、そのオーラの色こそ見えなかったものの
聞くまでもなく、安らぎに満ちた二羽のハトの雰囲気は
そのまま周囲に波紋となって広がっていました。


昨日、私がキジバトを見て感じたのも
穏やかな気持ち。
どこにいても平和があるのですね。。。

兆し

green-k

日増しに木々の緑が色濃くなり、
吹く風に瑞々しさを感じられます。
この東京でさえも。

さて、少し前のことですが
雨上がりの太陽の光を感じながら
「虹を見られたらいいな」
と思っていたら、その一時間後くらいに
願いが叶いました。

大きくアーチを描いた七色の虹。
この心トキメク自然現象に遭遇できたことは
幸運の兆しとしか思えません!

複雑な思いを抱いていたとしても
虹を見られたことで
「そうか、そうか、大丈夫」
と確信できたりして・・・。


以前、英国で暮らしていたときのことです。

中東部から北部への引越しのため、家探しをしていました。
引越し予定日の数ヶ月前には、ほぼ希望通りの物件を見つけ
仮契約をしていたのです。

ところが、
引越しの数週間前になって突然、大家さんから

「今(その物件に)住んでいる住人が退去しないので
 仮契約はキャンセルにしてください。」

という一本の電話が入りました。

再び中東部から北部へ出向きました。
焦る気持ち、不安、心配・・・
とてもポジティブとは言えない気持ちが湧いていましたが、
とにかく探すしかありません。

不動産を回りつつ、住みたいエリアの
“TO LET” (貸室あり)
の看板を探しながらクタクタになるまで歩き回っていました。
もうヘトヘト・・・。

そんな時、ふと空を見上げたら虹が見えたのです。

雨も降っていないのに
太陽の周りを囲む円形の虹ができていました。


結果を言ってしまえば、この直後に足を運んだエリアに
希望に沿った(希望以上の)物件に巡り合えたのです。



少々長くなってしまいましたが、
上記のような経験があるため虹を見ると
本当にうれしくなっていまいます。
物事が順調に進んでいるサインかなぁ、と。

検索 ケンブリッジ

coton sakura

やはり、脳の働き(検索機能)のお陰でしょうか。

ある日、ふらりと書店へ立ち寄り、
ある雑誌を手に取り
パラパラとページを捲りました。

そして、ちょっと立ち読み。

藤原美子さんの連載記事を読むと、そこには

「五月初めはケンブリッジの最も美しい季節である。」

という一節が。

この文字を追いながらこみ上げてくる波のような感情は止められない。
不覚にも、涙腺が即座に緩む。
このままこの場にいたら困ったことになってしまう。。。
すぐにページをパタンと閉じ、その場を立ち去りました。


ときどき、思わぬ場所で予想外の停止不可能な感情(感動)が
迸ることってありますよね。ありませんか?


その日のことを冷静に思い返してみると
なぜ、そこが “ケンブリッジ” だったのか
という疑問が湧いてきました。

いえ、疑問も何もありません。
なぜなら、著者の藤原さんがそこに住んでいた、から。
ということになるわけですが、
もし、そこが “オックスフォード” だったらまた違う感情が
湧いてきただろう、と思うのです。

明らかに、私の脳の検索機能は

ケンブリッジ(&ヨーク)

が何よりも先に反応しているようです。
反応のみならず、その検索結果は、後々も記憶に残るのですよ。

そもそも、藤原美子さんは、
数学者(『遥かなるケンブリッジ』、『国家の品格』等の著者)
の藤原正彦氏の奥様。

今回の連載に目が留まる以前に、
その苗字 “藤原” が検索にかけられていたのだわ。


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立ち読みした雑誌は『ミセス』
他にも、梨木香歩さん、狐野扶実子さんの連載あり。
今発売中のものには、平野啓一郎さんの旅のページもあり。
気軽に立ち読みなんてできません!


そして、写真はこの時季(3年前)のCOTON。
West Camよりも西の方の小さな村。
もっと先の方には、菜の花畑が
独特のむっとするような
なまぬるい花の香りとともに
一面に広がっていました。
きっと今も・・・